作品を作ることが目的ではない
私のワークショップでは、
作品を作る前に麻の話をします。
なぜなら、
作品づくりが目的ではないからです。
参加者さんの中には、
「早く作りたい」
と思う方もいるかもしれません。
でも私は、
まず知ってほしいと思っています。

知った上で選んでほしい
麻という植物には様々なイメージがあります。
良いイメージもあれば、
誤解もあります。
だから私は、
「こう思ってください」
とは言いません。
好きになってほしいとも思いません。
ただ、
知った上で判断してほしい。
そう思っています。

理解があると見える景色が変わる
同じ精麻でも、
何も知らずに触るのと、
背景を知って触るのでは感じ方が変わります。
農家さんのこと。
職人さんのこと。
歴史のこと。
日本人との関わり。
それを知ることで、
ただの素材ではなくなります。
私は商品を売っているのではなく、理解を届けたい
去年、東京のPOPUPで気づいたことがあります。
お客様が一番興味を持ってくださったのは、
商品の説明ではありませんでした。
麻の歴史や文化の話でした。
その時に気づいたのです。
私は商品を売っているのではなく、
理解を届けているのかもしれないと。
理解が生まれると、
共感が生まれます。
共感が生まれると、
応援が生まれます。
そしてその先に選択があります。
正解は自分の中にある
ワークショップをしていて思うことがあります。
私が教えているようで、
本当は何も教えていないのかもしれません。
私はきっかけを渡しているだけ。
感じるのは参加者さん自身です。
だから私は、
麻の話をして、
精麻に触れてもらい、
自分の感覚に耳を傾けてもらう。
その時間を大切にしています。
正解は私の中ではなく、
参加者さん一人ひとりの中にあると思うからです。

