「なんだか落ち着く」の理由
精麻のワークショップをしていると、
「なんだか落ち着きます」
「無心になれました」
「気持ちが軽くなりました」
そんな言葉をいただくことがあります。
最初は私も不思議でした。
なぜ麻を触るだけで、
そんな感覚になるのだろう。
もちろん麻は古くから神事に使われてきた特別な植物です。
けれど、それだけではないような気がしています。
私が思うのは、
精麻に触れる時間は、
自分自身を丁寧に扱う時間なのだということです。

自分を丁寧に扱う時間
現代はとても便利になりました。
早く。
効率よく。
無駄なく。
そんな言葉に囲まれながら暮らしています。
気づけば、
自分の心よりも予定を優先し、
感覚よりも正解を探し、
目の前のことをこなす毎日になっていることがあります。
精麻は急がせてくれない
精麻をよる時間は違います。
急いでもうまくいきません。
力を入れすぎても曲がってしまいます。
一本一本の繊維を感じながら、
今の状態を感じながら、
手を動かしていきます。
その時間は、
まるで自分自身を丁寧に扱う時間のようです。

感謝は、思い出すもの
そして私は、
自分を丁寧に扱える人は、
自然と周りも丁寧に扱えると思っています。
人も。
物も。
自然も。
地球も。
私たちの身体も、
食べるものも、
着るものも、
元をたどればすべて自然からいただいたものです。
精麻に触れていると、
それを頭で理解するのではなく、
感覚として思い出す瞬間があります。
「生かされているんだな」
「いただいているんだな」
そんな気持ちになります。
感謝は誰かに言われてするものではなく、
本来は自然と湧いてくるものなのかもしれません。
答えは、自分の中にある
だから私は、
精麻を通して何かを教えたいわけではありません。
ただ、
忙しい毎日の中で少し立ち止まり、
自分の感覚に戻る時間を届けたいと思っています。
答えは外にはありません。
自分の感覚は、
自分の中にあります。
そしてその感覚は、
案外、裏切らないものだと思うのです^^

