今年も、麻の季節がやってきました。

今週末、栃木へ向かいます。

年に何度か、栽培補助者として麻づくりのお手伝いをさせていただいています。

この時期は、一年で一番わくわくソワソワする季節。

あと数日すると、背丈ほどに育った麻の収穫が始まります。

私は毎年、この季節が来るのを楽しみにしています。

麻は種を蒔いてから、およそ3か月で3メートルほどまで成長します。

(写真をお出しできずすみません。

写真は苧麻と言って、日本に生える麻の繊維の一つです。ラミーやからむしとも呼ばれます)

苧麻

真っすぐ空へ向かって伸びる姿は、本当に美しく、力強く感じます。

でも、収穫したら終わりではありません。

ここから乾燥させ、皮を剥ぎ、繊維を取り出し、精製する。

ようやく私たちが手にする「精麻」になります。

地域によっては、温泉で煮たり、灰汁で煮たり、それぞれの土地の知恵で精麻を作ってきました。

その話を聞くたびに思うのです。

精麻

昔は今ごろ、日本中のあちこちで麻が風に揺れていたのではないか、と。

さらさら。

風に揺れる音。

畑を渡る風。

そんな景色が、日本の夏には当たり前にあったのかもしれません。

私はその景色を見たことはありません。

でも、栃木の畑に立つたびに、少しだけその時代につながれるような気がします。

今年もたくさんのことを学び、感じて帰ってきたいと思います。

また収穫の様子も、このブログでお伝えしますね。

この記事を書いた人

mikawaasakoubou